牡蠣の土手鍋の作り方


冬の寒さを吹き飛ばす、牡蠣の土手鍋のレシピをご紹介します。土鍋のふちにみそを塗って土手を作り、牡蠣や野菜、豆腐などを入れて食べる広島県の郷土料理です。みそを溶かしながら食べるのが特徴で、自分好みの味わいにできるのも大きな魅力です。牡蠣は丁寧に下ごしらえすることで、くさみが抑えられふっくらおいしく仕上がりますよ。土手鍋は、牡蠣だけでなく旨味たっぷりの野菜も絶品なので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

材料(2〜3人分)

  • 生かき(加熱用) 10個
  • 白菜 1/8株
  • 長ねぎ 1/2本
  • 春菊 2束
  • ごぼう 1/2本
  • にんじん 1/2本
  • えのきだけ 1袋
  • しいたけ 4本
  • 焼き豆腐 150g
  • 昆布だし 500cc
  • みそだれ
    • 赤みそ 90g
    • 白みそ 60g
    • 酒 大さじ2杯
    • みりん 大さじ2杯
    • 砂糖 大さじ1杯

作り方

  1. 野菜を切る。白菜はそぎ切り、長ねぎは斜め切り、春菊は根元を切ってから食べやすい長さに切る。えのきだけは根元を切ってほぐし、しいたけは石突を切る。ごぼうはささがきにし、にんじんはピーラーで薄切りにする。焼き豆腐は食べやすい大きさにカットする。
  2. かきの下ごしらえをする。かきを3%の塩分濃度(水1Lに対し塩30g)の塩水(分量外)ですすぐように丁寧に洗う。水を流して片栗粉大さじ1杯と塩小さじ1杯(分量外)を入れ、やさしく混ぜ、軽く揉み洗いして汚れを取る。ひだの部分に汚れが付いているので、よく洗う。流水で片栗粉を洗い流す。崩れやすいので、直接かきに水を当てないように注意する。水がきれいになるまで水を流しながら洗い、ザルにあげて水を切る。
  3. みそだれを作り、土鍋に塗る。ボウルにみそだれの材料を入れてよく混ぜる。土鍋のふちにみそだれを塗る。
  4. 具材を詰め、昆布だしを入れる。かき以外の具材を彩りよく詰める。焦げを防ぐために、土鍋の底に白菜の芯を敷くのがポイント。春菊の葉の部分は火が入りやすいので、あとで加えてもよい。上から昆布だしを入れる。
  5. 火にかける。土鍋に蓋をして中火にかける。
  6. かきを入れる。煮立ったら蓋をあけてかきを入れ、再度蓋をして2〜3分煮る。
  7. できあがり。かきがふっくら膨らんだらできあがり。まわりのみそを溶かしながらいただく。かきは煮過ぎると固くなるので、注意してくださいね。

土手鍋を最後まで楽しむ! おすすめしめ3選

  • うどん。具材の旨味が滲み出たスープでうどんを煮込んで、名古屋名物のみそ煮込みうどんのようにして楽しむ。最後に卵を落とすとまろやかさがアップする。
  • 雑炊。ごはんを流水で洗ってぬめりを取り、残りのスープに入れて煮る。ぬめりを取ることでごはんにかきの旨味が滲み出たスープが染みて、おいしく仕上がる。煮立ったら溶き卵を回し入れ、半熟になったら小口ねぎを入れる。
  • 焼き餅。餅を焼いて入れる。トースターで香ばしく焼いてから、残りのスープに入れて軽く煮る。香ばしさとの相性もよく、スープが絡んでおいしい。

かきの土手鍋をおうちで楽しんでみよう

かきの土手鍋は、ぷりぷりのかきと濃厚な旨味を楽しめるひと品です。スープに旨味やコクが滲み出て、野菜もたっぷり食べられるのがうれしいですね。土手鍋は、かきを丁寧に下ごしらえして、くさみを抑え身の縮みを防ぐのがおいしく作るコツです。おすすめのしめを参考にして、ぜひスープも残さずにいただいてくださいね。


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