サムゲタンの作り方

今回は、韓国の伝統料理であるサムゲタンの作り方を詳しくご紹介します。サムゲタンとは、丸鶏にもち米や高麗人参などを詰めて煮込んだ滋養たっぷりの料理です。韓国では夏に食べるスタミナ料理として有名ですが、日本では寒い季節に温まる料理としても人気です。丸鶏で作る本格的なサムゲタンは、少し手間がかかりますが、その分味わいが深くなりますよ。ぜひチャレンジしてみてくださいね。😊

では、早速作り方を見ていきましょう。まず、材料は以下の通りです。

  • 丸鶏(頭と足先を落として内臓を除いたもの):1羽(600〜700g)
  • もち米(水に浸けておく):75g
  • 高麗人参:3本(楽天等で入手可)
  • 干しなつめ:3個
  • むき栗:1個
  • 銀杏:2粒
  • にんにく:3片
  • しょうが(皮付きのまま薄くスライスする):1と1/2片分(20g)
  • 昆布(10cm四方のもの):1枚
  • 長ねぎの青い部分:1本分
  • 玉ねぎ(横に半分に切って、さらに厚みを半分に切る):1/2個
  • 黒こしょう(粒):10粒
  • 水:1.5L
  • 酒:100ml
  • 塩:小さじ1/2
  • 仕上げ用:
    • 白髪ねぎ:適量
    • あれば薄焼き卵:適量
    • 塩:適量
    • こしょう:適量
    • あれば高麗人参酒:適量(楽天等で入手可)

作り方は以下の通りです。

  1. 丸鶏の余分な部位を切り落とす。丸鶏はぼんじり、手羽の第一関節より先、余分な首の皮を切り落とす。ぼんじりは焼いて食べるとおいしいですが、サムゲタンには使用しません。手羽先の先端は捨てずにスープに入れて一緒に煮込みます。
  2. 丸鶏の尾の穴から腹の中を掃除する。余分な脂は除き、血合いは洗って除く。この丸鶏の下処理がサムゲタンの味に大きく影響するので、丁寧に行いましょう。
  3. 丸鶏の首の穴を竹串で閉じる。首の皮を引っ張って中央に集め、竹串を並縫いの要領で2〜3回上下に交互に刺し、首の穴をふさぐ。中に具材を詰めるため、首の穴をふさぎましょう。
  4. 丸鶏の尾の穴から腹の中に、もち米と具材の一部を詰める。丸鶏の尾のほうの穴から、もち米の半量、高麗人参1本、なつめ1個、銀杏1粒、にんにく1片、もち米の半量の順番で詰める。もち米は煮込んでいくうちに水分で膨張するので、パンパンに詰めすぎないよう気をつけましょう。8分目くらいが目安です。
  5. 丸鶏の尾の穴を竹串で閉じる。尾の皮を引っ張って中央に集め、竹串を並縫いの要領で2〜3回上下に交互に刺し、尾の穴をふさぐ。首の穴と同じ要領で、尾の穴を閉じていきましょう。
  6. 丸鶏の足を交差させて竹串で固定する。両足を交差させて固定することで、見た目をきれいに仕上げます。この工程は初めてやる人が多いと思いますが、プロの技なのでぜひ挑戦してみてください。
  7. 鍋に丸鶏と水、酒、塩、昆布、長ねぎ、玉ねぎ、黒こしょう、しょうがを入れて強火にかける。沸いたらアクを取り、ふたを少しずらしてのせて弱火で2時間ほど煮る。途中で丸鶏を裏返すと、味が均等になります。
  8. 残りの高麗人参2本、なつめ2個、銀杏1粒、にんにく2片を鍋に加えて、さらに30分ほど煮る。具材を腹の中と煮汁とで分けて入れることで、丸鶏の内側と外側から味を入れていきましょう。
  9. お皿に丸鶏を盛り付けて、白髪ねぎや薄焼き卵を飾る。スープは別の器に入れて、塩やこしょう、あれば高麗人参酒で味を調える。丸鶏は手でほぐして食べるとおいしいです。

以上が、サムゲタンの作り方です。丸鶏から出たスープは、コクがありながらもさっぱりとしています。もち米や高麗人参などの具材も、鶏肉と一緒に食べると美味しいですよ。サムゲタンは、疲労回復や夏バテ予防、風邪対策にぴったりの料理です。ぜひお試しくださいね。😊

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