サンタクロースとフクロウ

今日は、クリスマスも近くなってきたので、サンタクロースのお話をひとつしましょうか

サンタクロースのおじいさんはクリスマスの準備で大忙し、ソリの手入れも怠れません、トナカイに餌をあげたり、プレゼントを大きな袋に詰め込んで

ソリに乗せる時の事でした、ウッ、ウウ、腰を痛めてしまいました、これでは、ソリの運転は出来ても、プレゼントを配ることが出来ません

困ったサンタさんは、トナカイに相談しました、どうしたもんじゃろうか・・・トナカイは言いました、それでは僕が仲間に声をかけて手伝って

くれる者を探します、トナカイは仲間の動物達に相談しました、誰かクリスマスイブの夜手伝ってくれる者はいないかい

すると、一羽のフクロウが言いました、僕の名前はロクタン、夜の配達の仕事なら僕と仲間に任せてよ、僕達なら、荷物を空のソリまで取りに行って

みんなに届ける事が出来ます、サンタさんはフクロウのロクタンに言いました、お前さんと仲間たちにお願いするよ

煙突のある家は、煙突から煙突の無い家は玄関先に置いてくるのじゃ・・そして、プレゼントのリボンと箱の間におまえさんたちの、羽を一枚はさんで来るのじゃ

それが、配達の証明となるからのう・・イブの夜、夜空のサンタクロースの元へ多くのフクロウが集まり手分けしてプレゼントを良い子の元へ運びました

フクロウたちは、サンタさんから言われたとおり、プレゼントの箱の上に羽を一枚置きました、サンタさんはトナカイに言いました

今年のイブも皆のおかげで無事にプレゼントを配ることが出来てよかった・・皆のおかげじゃ

今日のお話は、偉い人になっても仲間のおかげで仕事がうまく行くと言うお話でした、どうだったかな

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